ハンドメイドの確定申告と還付申告。主婦や副業で収入を得た時の税金の事

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ハンドメイドで収入を得ると気になるのが
どのタイミングで、どのくらい収入を得たら申告が必要?

近年、minneや、メルカリ、ヤフオクなど
ハンドメイドで副収入を得る方が増えたことで記事のアクセスが増え
多くの方が確定申告の時期に検索してくださるのかな?
と時々修正を加えながら紹介しています

現在布小物作家として活動しながらの個人の日記です
扶養内での活動なので主に還付申告となっていますが
少しでも不安に思う方の参考になれば幸いです。


年が明けると確定申告の言葉がチラホラ
ハンドメイドで販売をされてる方は、私も申告の必要があるのかな?
って心配になってしまう時期でもありますよね ^^

ちょっとそのことについて
私なりにこの1年とことん調べたことを覚書として書かせて頂こうと思います

以前確定申告のことを書かれてた方が記事を消されていたのをみたことがあるので
専門知識のない私が書いていますので
もしかしたら私もそんなことがあるかもしれないのでちょっとドキドキですが。。。
自分なりにとことん調べたことをこちらで紹介します

ただ、内容に関しては、ネットで検索して調べたものや
それでもわからないことは税務署に行って税理士さんに相談したり
独自のものなので、それでもわからないことは
ご自身でも税務署に問い合わせてみるのが一番かなと思います

またこちらの情報は 2015年2月現在のものなので
そこから法制度が変わる場合もありますのでご注意ください

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私がハンドメイドを本格的に始めた頃から付けている帳簿
もともと収支を把握していないとスッキリできない性格なので
家計簿と同じように記帳してます

お小遣い帳感覚ではありますが、布に使った金額
一番最初は、家計から借りた金額などなど ”0”というよりは
マイナスからのスタート

売れても売れても、その収益でそのまま布に変わっていくので
はたから見たら儲かってる?みたいな感じだったかもしれないけれど
現実はかなり厳しく
プラスに転向したのは始めてから2年後のことでした
振り返って自分の帳簿を改めて見直すと懐かしいです

なので今でもこれからも布は私にとって財産です ^^
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そしてこの頃、最大の悩みが
開業届

これはいつの段階で税務署に出すのか
出したらどんなメリットデメリットがあるのか
これは特に義務はないので出さなかったからと言ってペナルティはありません
開業日も、よし!今日からがんばる!って思ったその日が開業日でOK
自分で決められます

私がハンドメイドを始めた当初は、正直言ってこんなに長く続けているとは思わなかったし

あくまでも趣味
という考えでもいたために事業としてまだ自分が自覚を持っていなかったこともあり
自分が本気でやろうって思った時に届を出そうと決めていました

事業を始めたら提出。でも特に出さないからと言って罰則はない
ちょっとこの言葉に甘んじていました

でも、たった一枚の紙に屋号を登録するだけで
気持も引き締まり、これからがんばるぞ!って
気持も上向きになるので不思議です

因みに、開業届のメリットは、気持の上でもそうですが
今年は利益が今までより増えるかもっていう時に
ちょっとがんばれば控除がもらえる青色申告ができることです
もちろん申請が必要ですが、申し込みと同時に提出することが可能です

私はどえらい勘違いをしていたので、年度途中で申請をしてしまったがために
年末に税務署に出向き一度取り下げをしてから
次年度27年から青色申告をすることになりました
つまりは今年は個人事業主の白色Bです

昨年度から全ての個人事業主に領収書の保管が義務付けられました
これによってハンドメイドで収入を得ている方は
それがたくさんでなくても経費として資材を買った時のレシートを
残しておく必要があります

これについてはまだ少し話が長くなりますが
税金の仕組みがちょっと複雑でして・・

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まず、私たちには国からの38万円の基礎控除があります
よく103万円までは扶養控除内なので税金はかからないといいますが
これは、基礎控除38万円に
給料所得者に対して65万円の控除が自動的についてきて
合計103万円ということなのです

なので、一般的に私のような給料所得者でない扶養内の主婦は
38万円の基礎控除しかないということなので
扶養控除内は38万円ということになります

でも昨年このことを調べていたら、家内労働者という言葉に行き当たりました
私はそれに当たらないのかなと。。。それを税務署に問い合わせると
1つの場所から依頼をうけて仕事をしている場合
内職でも同じ場所から専門的に請け負っている場合とのこと

例えばガスや電気、水道などの検針員さんは
個人個人が事業主なので、基礎控除は38万円のはずなのですが
この家内労働者にあたり特例が認められ、給与所得者と同じ扱いになるそうです


私はドリームで週に1度講師のお仕事させて頂いてますが
お給料としてではなく、報酬としていただいているので
毎年源泉徴収された支払調書を受け取って還付申告をしていました

::

ではここでまたその基礎控除38万円のお話

すごく単純計算でいくと
この38万円を月換算すると、約32000円の収入があることになります

イベントなどちょっとがんばってたくさん出てる方の中には
可能な方もいらっしゃるかもしれません

ただ、これはただ単に収入だけをメインに考えたお話で
何かを作るということは、当然ながらそれらに伴う材料などが必要です

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私は始めた当初はレシートはまとめてファイルして記帳だけでしたが
現在は右側にレシート、左側に記帳と、このスタイルで落ち着いています

こんな風にしていくと、入っては出ていく。。。というお金の流れもつかめます

そして先ほどの話に戻りますが
専業主婦は旦那さんの扶養控除という枠があるので
この38万円を超えてはいけません
1円でも超えてしまうと、扶養から外れてしまうので気をつけなくてはいけない
ボーダーラインです
ではどうしたらいいのか。。。

”経費”の算出

資材をかったりする項目ももちろんそれに当たりますが
例えば私の場合大きく上げると
布や資材の他に、ミシンを使う電気代、場所代、宣伝用にブログをかく通信費
資材調達の際の交通費や道具を買った時の消耗品
各種イベントなどの出展料などがあります

以前にも触れましたが、こちらでよく楽天ショップを紹介することが多いですが
楽天だけでなく、資材をポイントで購入した場合は
経費に計上はできません
これは買ったものに対してのポイントなので二重計上になるためです

なので、私は家のものを中心にポイント消化して
資材はほとんどクレジットカード決済で処理してます
そして家のものにつかったポイントを現金計上して自分の別の小遣い枠にしてます

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家事按分(かじあんぶん)

そして、経費には家事按分といって、家計と振り分けられる項目があります
これが結構大きな経費になるので甘くみられません

たとえば家の一角を間借りして専用スペースをとっている場合
我が家のように1部屋アトリエとして事業専用スペースがある場合
家全体からどのくらいの面積を使用しているのかを算出して経費にすることができます

その算出は住宅ローンを組んでいる場合、利息部分にあたるそうです
ここでちょっとポイントになるのが住宅減税
この減税を受けている時はこの按分は使えないそうです
我が家は減税終了してるのでしっかりと6畳分の占有率を頂きました
そして租税公課といって、固定資産税も按分が出来ます

他にも電気水道など使う項目は按分で経費に算出していきます
車を仕事に使う人は、ガソリン代や、車の保険料を年間走行距離から算出し
割合を決めて按分します
車検や車を購入した際もいろいろ計算方法があります


そうやって少しずつ経費を計算していくと最終的な所得の金額が算出されます
その金額が38万円未満であれば、基礎控除38万円で税金の控除を受けられ
税金は0円となります

私が毎年申請している還付申告はこれに当たり
掲載誌制作依頼などで源泉徴収された税金を毎年申告して還付を受けています
これが結構な金額になるので、頑張ってます

また他にも保険料控除医療費控除があります
医療費控除は一般的に10万円を超えたら。。とありますが
所得が200万未満の場合は、所得から5%の控除を受けることができます
これが結構大きくって、”生活を共にするもの”として申請ができるんです


また、保険料控除
こちらは毎年主人の会社に提出していますが、いくつか会社が分かれているので
残ったものを合算して控除に私が利用することもできます

ただし気をつけなくてはいけないのが
その保険を申請する人が支払っているということが前提なので
満期が来た保険があると受け取りも申請者となりそれが収入に変わってしまい
数万円の控除のために余計に支払わなければならない税金が課せられてしまいます

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ずっと白色で頑張ってこれたけど、
最近は年々お仕事の依頼が増えるようになり
1昨年より昨年、そして監修のお仕事も受けるようになって
作品を販売するだけではない収入も増えてきたことから
来年度からは青色申告にしようと申請をしました

青色申告にするタイミングはこういうことなのかなとも思ったり
そして所得に制限をしてしまうと、もっと広げたいと思っても
どこかで気持ちのセーブがかかってしまう ・・・

開業届は出していなくても、個人事業主 白色Bで申請はできますが
青色申告は、開業届が出されていることが前提になりますので
検討される方は同時に出されるのをお勧めします

これで私も、38万円の基礎控除の他に
10万円、もしくは65万円の控除を来年度から受けることができるのです

昨年は私も考えすぎて失敗し、年始からの事業開始に後れをとって後悔したので
迷われてる方がいたら是非にとお勧めします
青色申告をしたい場合はその年の3月15日までに申請が必要です (2014年2月の情報)


ただ、青色申告するのには条件があります
個人事業主 白色Bの提出の時に収支内訳書を提出するのですが
青色申告は、それとは別に貸借対照表及び損益計算書も提出の必要があります

そんな時にお勧めなのが

とりあえずみんながいいって書いてるので、試しにと買ってみましたが
インストールしても何が何だか ^^;

一応、商業簿記3級は持っていますが
それも長女を妊娠中に時間のある時に何か資格をと
市の講義を受けてその時は必死に勉強して取得したのでもう17年以上も前のこと
内容に関してはもうさっぱりで・・・ ^^;

夏からずっと少しずつ独学で学び直していましたが
詳しい貸借対照表などは自分ではどんな計算方法になってるのか意味が分からないので
打ち込んだものが自動計算されるのは非常に楽です ^^

仕分けの方法に迷ったら全部ネットで検索して調べなおして
結構同じ疑問にぶち当たるので、検索するとすぐ答えが見つかるので助かります

また、本格的に始める時は専用の通帳があると便利です

この、仕分けで一番つまづきやすいのが

「事業主借と事業主貸」

事業用に引き出した場合は 事業主借
個人的に引き出した場合は 事業主貸

つまりは

事業に関係ない個人の出費は「事業主貸」を使う
個人のお金で事業用の出費をした場合は「事業主借」を使う

このポイントがいつもつまづくので自分自身の覚書として書かせていただきました

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そして意外と知られていない重要なこと
”住民税”

意外と知られていませんが
扶養控除内で働く主婦は103万円までならば所得控除を受けられて
税金は課せられないのですが
住民税は所得控除とはまた別なので98万円を超えたところから
税金がかかってくるのです
(私の住む町では、964001円~ 市区町村によって変わります)

このことは当時パート勤務していた部署が人事部だったこともあって
所得のことなどたくさん興味を持って調べていた時期もあり
20年前、98万円を超えないようにしていたことを思い出し・・・
でも今考えたら、103万円との差額5万円を稼いだほうが
数千円の住民税よりはるかによかったのかなと ^^;

それは置いといて住民税に関しては
基礎控除38万円ではありますが、住民税の控除額は33万円
(お住まいの市区町村によって住民税の控除額が変わります)
所得税の扱いとは違いますのでお気を付け下さい
(私の住む町では、314,001円~住民税がかかります)

そういうわけで、先にお話した家内労働者に関しては
個人事業主になり申告の必要があるのですがあまり知られていないようです

しかも住民税は年度が6月とか5月だったりするので遅れて通知がやってきます ^^;

対策としては、面倒くさがらずに保険料控除など
出来る限り出せるものは出す
医療費控除も10万円をちょっとしか超えていなくても
その時戻ってくる税金はわずかでも、翌年度の住民税に影響するので
やる意味はおおいにあるということなのです


今はその基礎控除38万円をなくそうという話題が国会に上がってるそうですね
確かにもっと働きたい主婦にとってはありがたいですが
小さくも喜びをかみしめながらがんばる主婦にはこれからどうなるんだろうか・・・

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最後に

給料所得者がハンドメイドで副業する場合

これに関しては、所得控除65万円が既にあることで
雑所得の類に入り、年間を通して20万円までは税金が課せられないということになっています

例えば、給与所得者が株で利益を出して
その利益が20万円未満であれば申告の必要はないのですが
それ以上だと、所得と認められ、申請の必要があり
次年度からの税金が変わってきます


同じように勤めに出ながら、空いてる時間にハンドメイドを楽しみ
minneやiichi、ヤフオクや屋外イベントなどで販売している場合
その所得が20万円以上であれば課税対象となり申告の必要があります

但し、これは先にも申しました通り、経費を引いた所得(純利益)が20万円なので
材料費、家事按分など
全ての項目から経費を差し引いて算出された金額が20万以下なら

申告の必要はありません

例えば、1000円のものを販売しても
材料費や送料などは経費として計上するので
売上の1000円から引いた価格が実際の利益となります

ただ、これは領収書や、記帳で手元に残しておかないといけません
頭の中での計算上では問い詰められたとき証拠がありません
お小遣い帳を付ける感覚で記帳しておくといいと思います

但し、所得に応じて住民税が別にありますのでお気を付け下さい


ものすっごい前置きが長いですが、この流れでいくと
ハンドメイドの確定申告はどのタイミング?ってことが見えてきたかと思います

扶養内の主婦は最低限税金が課せられる経費を差し引いた33万円をめどにすると
確定申告の必要性を見いだせるかと思います
住民税は市区町村によってかわります。私の住む地域ではおよそ31万円が目安です)

掲載のお仕事をされてる作家さんも、最近は源泉徴収されたものが多いですよね
ハンドメイド、手作業はお金には換算されません
戻ってくる金額が僅かでも、開業してなくっても、還付申告お勧めします

いままでよくわからずにいた方は、過去5年までさかのぼって
申請できるので、是非いまいちど見直してみてはいかがでしょう?
また、支払先からの支払調書はお願いすれば送ってもらえます


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ハンドメイドははっきりいって儲からない商売です
こうして私も確定申告しながら毎年決算をしていますが
いろんなもの引いていくと あぁ。。。 ^^;ってなって
経費上電気代などを引けても、作業してる時間分はどこにも計上できないのです

でも、人と人
ハンドメイドで繋がりながら、もっとお金には変えられない
出会いだったり、心の財産を得ることのほうが楽しくて
私も続けていられるんだろうなーって思うのです



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税金は調べれば調べるほど矛盾も多くぶち当たりますが
結構奥が深いです

また、わからないことがあったら税務署に電話して聞いたり
税務署にいる税理士さんに直接質問すると丁寧に教えてくれるので
怖がらずにいくのがお勧めです

私も出向くまで敷居が高かったけど、なんてことなかったです
しかも担当してくれた税理士さんとっても紳士でわかりやすかったのも
本当にありがたかったです


ものすっごく長くなりましたが
昨年とことん調べていた時に、なかなかハンドメイド作家さんで記事にされる方が
見当たらなかったので、是非参考になればと
書かせていただきました

これを読んでホッとした人、ちょっとやらなくちゃって感じた人
色々かと思います
でもやっぱり、領収書保管は義務化されたので
(5年間は保管義務)
利益を得てる人は最低限それだけでもしておくことをお勧めします ^^

ただ、個人的に調べた知識なのでまだまだ勉強不足なこともあり
不足な部分もあるかと思いますが何卒ご了承くださいませ

最後にもう一度。。。
こちらの情報は 2015年2月現在のものであること(一部追記しました 2017/7)
今後、国の法制度が変わる場合もありますので
内容に関しては自己責任で、読者の方のご判断でお願いします

*専門的なご質問は直接お住まいの市区町村の税務署へお問い合わせください*

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トラコミュもいっぱい
たくさん私もこれからの参考にしたいです ^^





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参考にしたサイトまとめてみました



            

   


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by amour___neige | 2015-02-14 13:24 | +確定申告&ふるさと納税

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