【福井県 繊維工場見学レポ完結編】羽二重、シルク、レースができるまで。糸が繋ぐ繊維業
2024年 01月 22日

今日は工場見学の時の様子をご紹介
紹介が途中になっていましたがようやくこれで完結です
こちらは福井県にある森川レースさん
真っ白なレースが美しい光景でした
夜はこれ着ながらブログ書いてます
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今回紹介する旅の目的は福井県産地活性化支援事業の一環で
レピヤンリボン様からご招待頂きました

エッジのある模様が出来上がる様子など
見学させていただきました
レースは特注の柄が多く
そして主にアウター向けとのこと

レースの着物
とっても上品
そうそう、よくラッセルレースという名前を聞きますが
この名前の由来は
「ラッセル織り」が起源だそうです

糸が繋ぐ工場見学
同じ糸でも織り方が変わることで
仕上がる製品も変わるのですね

東野東吉織物です

町工場という言葉がぴったりな
老舗の工場でした

真っ白なシルクは着物の肌着として使われることが主ですが
今の時代着物を着る人も限定されるので
何か他に付加価値をつけていこうと始めたのが
こういうスカーフだったり、ストールなのだそう
今回工場見学の後にお買い物ができたのですが
このシルク買ってこなかったの。。。
後から非常に悔やんでおります
その時その場で買える本物のシルクは
なかなか滅多に出会えませんから
惜しいことをしました

絹糸は人間の肌と同じタンパク質なので
乾燥が大敵
屋根からは雨を降らせて、壁を伝い
常に室内が一定の湿度で保たれるようになっていました
画像のこちらは
布海苔
シルクには欠かせない存在なのだそう

シルクロードがあるほど
海外からシルク糸を仕入れる際に
仕入れ先のラベルを先代がずーっと集めていたのだそうです
この中でいい素材のものだったり
取引がなくなった仕入れ先などの管理も
されてたのだそう
色々と歴史を感じるラベルです

動画を編集しながら、真っ先に頭に浮かんだのが
もしここで震災があったら
今回の震災でも断水してることが一番の気掛かり
そういう時の備蓄などはあるのかなとか
気になって仕方ありません
冬は雪解け水があるから
雨を降らすことはないそうですが
今年のような暖冬だと、そうもいかないだろうなぁとか

同じような工程を何度も見てきたのが
この糸巻き
「かせ」
という糸の束を
コマに巻いて、ボビンに巻く作業
ここでも全く同じ光景です

そのボビンはこうして人の手により並べられ
1つの束にしてさらに巻かれるのです

横糸は水で濡らしながら作り、
ボビンに巻いた後も水に浸けた状態で保管されてました

そして、シルクの生地幅が狭いのは
こういうことだったのかと
この機織り機を見て気づきました

シルクは織る時も常に湿らせながら
丁寧に織られていきます


羽二重の意味も伺いましたが
この細ーい隙間に糸を通すのだそう
しかも人の手で!!
気が遠くなりそうな作業です

日本でも数少ないそうです
かなり貴重なものを見せていただきました

日本でも数少ないそうです
かなり貴重なものを見せていただきました

似たようなコマ
昔から代々受け継がれてきた道具が
現代にも大切に使われてる
今回4社の繊維工場を見学させていただきましたが
このツアーをきっかけに
企業通しの横の繋がりも生まれたそうです
布に携わる一人の作り手として
こうしてものづくりの原点に触れ
物の価値を知ることで、
形にして買い手に渡る時にも
この布やリボンがどんな風に形となっていたのか
一つたりとも手を抜かずに
製品にしてくださる現場の皆様の努力が無駄にならないよう
ただ作ったものを売るだけでなく
これまで以上に生産地の方のことを思いながら
適正価格で販売して
買い手にも見えないものが伝わるような
モノづくりを目指していきたいと強く感じました
動画をご覧になる皆様にも
この想いが少しでも伝わるといいなーと思います
そして、生産地の方と、資材を必要とする作り手が繋がる
そういう機会がこれからもっと増えていくといいな
福井県の繊維業は今回のツアーで初めて知ることばかりでしたが
こうしてものづくりの原点に触れられたことは大変貴重な財産となりました
改めて感謝の気持ちでいっぱいです!
このような機会をいただきありがとうございました
今日はちょっと長い日記になりました
最後までお読みくださりありがとうございました
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部屋でもフリースのジャケット着たり
あったかジャケットが大活躍!
夜はこれ着ながらブログ書いてます
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こちらは昨年からずっと気になってた
ボアのジャケット
画像で見るよりめちゃくちゃ可愛い!!
白は袖口が汚れやすいけど
やっぱり可愛いから白一択です^^
今週は大寒
これからもっと寒さが厳しくなるそうなので
部屋着もあったかくして過ごして
冬を乗り切りたいです